昨年6月、祖父が永眠いたしました。
いつか書こうと思っていましたが、
落ち着いたタイミングがいいかなと思って、今書くことにしました。
高齢で、もう危ないということは半年以上前から言われていたので、
心の準備はできていたように思います。
葬儀では、私の兄妹弟、いとこの、孫6人で、お花を供えました。
ひ孫も11人いる祖父。
小さい子も多く、賑やかなお葬式となりました。
私にとっては優しいおじいちゃんで、子どものときから大人になっても、
いつもニコニコと迎えてくれました。
親や兄弟と喧嘩することがあっても、いつも優しく受け止めてくれたおじいちゃん。
ダジャレが好きで、どう反応していいか、困っていた思い出もあるけど、
それもおじいちゃんの優しさだったと思います。
家族思いのおじいちゃんでしたが、
おじいちゃんの愛情を一番受けたのは、
間違いなく、おばあちゃんでしょう。
直接愛の言葉を囁いていたとか、そういうことじゃなく(そういうこともあったかもしれないけど)。
経済的な支えでもあったでしょうし、
おしゃべりなおばあちゃんの話を一番聞いていたのは、
間違いなくおじいちゃん。
子どもが独立してから、長い間、夫婦2人暮らしでした。
祖父のお葬式で参列した方々が口々に言っていたのは、
祖父が真面目だったということでした。
私もそういう印象があります。
車の運転は怖いほど安全運転でした(笑)
納骨が終わった頃、ちょっと認知症が入ったおばあちゃんから、
おじいちゃんの生い立ちを聞く機会がありました。
おじいちゃんは苦労人だとは、生前からよくおばあちゃんや母から聞いていましたが、
おじいちゃん自身はそういうのを微塵も感じさせないので、
詳しく聞く機会はありませんでした。
その時代を生きた人ならば、ある程度の苦労はよくあることだったのかもしれませんが、
初めて聞く話でびっくりしました。
そんな複雑な家庭で、よく真面目な人に育ったたなと、
我が祖父ながら感心してしまいました。
私の家族は人数も多いのですが、それぞれの努力もあって、
ありがたいことに各自自立し、仲良くしています。
それぞれの配偶者の理解も大きいと思います。
夫が言うには、家族同士よく会ってるよね、と。
つかず離れずで、ベタベタしている印象もないんですが、
夫が感じる平均より会う機会が多いのだと思います。
確かに、いろんな組み合わせで、旅行に行ったり、温泉に行ったり、誕生日会をしたりしています。
きっと私たち家族は、祖父の愛情でも守られていたんだなと思います。
おじいちゃんが亡くなったのは悲しいけど、
今度、一周忌で家族がまた集まれるのは楽しみです。
おじいちゃんもそれを喜んでくれてるんじゃないかな。
おじいちゃん、ありがとうね!
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