指宿にある橋牟礼川(はしむれがわ)遺跡をご存知でしょうか?
私は、今回行くまで、恥ずかしながら知りませんでした。
遺跡って、何かしらの歴史的発見があって、現代に語り継がれています。
ここの遺跡でわかったことは、日本の歴史の教科書でいうと、最初の方に出てくるあの事実でした。
橋牟礼川遺跡は指宿駅からほど近いため、歩いて行きました。
菜の花がとってもきれい!
遺跡、でもあるんですが、静かな公園といった雰囲気でした。
竪穴住居に入ってみると、
中はこんな感じでした。
このあたりでわかる歴史は、そう、縄文時代、弥生時代、古墳時代です。
私、土器だけで、2000年も前のことがどうやってわかるんだろうと思っていました。
どうして縄文土器の方が弥生土器より古いのか。
歴史の勉強をするときにずっと不思議だったのを思い出しました。
読者の皆さま、そう思ったことありませんでしたか?
どうして、この地域でわかったかというと、
近くにある開門岳がポイントなのでした。
開門岳は何度か噴火していて、その年代がだいたい特定されているそうなんです。
噴火の度に、この近辺には大量の火山灰が降っていて、
その時代の土器や生活の跡とともに、本当に長い間、完全に埋まっていたそうなんです。
だから、土器と時代が結びついたということなんですね。
そういう詳しい内容は、こちら
指宿市考古学博物館 時遊館Coccoはしむれ で学べます。
橋牟礼川遺跡から歩いてすぐのところにあります。
博物館の中は、展示が見やすくて、
歴史が苦手な私でも楽しく見て回れました。
映画館みたいな部屋もあって、映像がわかりやすく、おもしろかったです。
また、指宿の温泉地としての歴史も展示されていました。
指宿(いぶすき)って、よく難読地名に挙げられますが、
元々は、お湯が豊かな、湯豊(ゆぶ)宿と呼ばれていたのが語源とされる説があるそうです。
そんな温泉地指宿の、考古学とは違ったロマンも見れました。
博物館からの帰り、指宿の花・菜の花と菜の花列車のコラボ絶景を見ることができました。
黄色って元気が出る色だなと感じました。
指宿駅から、再び、指宿のたまて箱、九州新幹線に乗って帰りました。
美味しいものと、絶景と、砂蒸し温泉の癒し、そして、考古学のロマン。
とても、ステキな旅になりました。
ありがとうございました。
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