大学の同級生である摂理メンバーからとんだ依頼が舞い込んだ。
結婚式披露宴の司会をしてくれないかと。
えっっ。
一応、説明しておくが、私はプロの司会者ではない。
放送部に入っていたことがあるので、アナウンサーっぽく話すのは得意だが、お金をもらって話すようなプロではないため、そんな重要な役目を果たしてできるのか。
この同級生、とてもいい人なのだが、人生の中であまりに重要なイベントである結婚式披露宴の要ともいえる司会を素人の私に頼むなんて、なんとチャレンジャー。
「さくらちゃんがいいかな〜って思い浮かんだんだよね、あはは」って。
。。。
でも、私の職業からしてこんなこと一生できないだろう。
新しいこと大好きな私。
物怖じしない心は神様がくださった。
神様の視点を考えると、いい意味で人の目を気にしなくなった。
やってみたいな。
私でいいとおっしゃるなら引き受けよう。
二つ返事で「いいよ」と言ってしまった。
さあて、どんな結婚式になるのでしょう。
親族が出会う両家にとって大事な日。
神様が出会わせてくださった2人の門出を祝し、親族や友人など列席者が2人の祝福を分かち合う楽しい時間になればと心から願っている。
さあ、滑舌の練習をしよう。
「新郎、新婦のご入場です!」