私は大学2年のときにお化粧を始めた。
ファンデーションを塗ると、お肌の質感が変わる。
口紅もグロスタイプのものをつけて、色がなく顔色を悪く見せていた唇がパッと明るく潤った。
わあ。
きれいになったように感じた。
顔に液体や粉を塗るなんて、始める前までは抵抗があった。
また、化粧品は決して安くない。
学生の頃はそれなりに負担に感じたものだ。
大人の女性であれば大半の人がしているお化粧。
お化粧は何のためにするのだろう。
自らを美しく見せるため?
歳をごまかすためか。
お肌をきれいに保つためか。
とりあえず、しないといけないからか。
人によって、様々に目的や思いがあるかもしれない。
私の会社では、“派手すぎない適度なお化粧はしなければならない”とされている。
見た目で判断するなと言われても、キレイな人と接する方がそうでないよりいいのも事実だろう。
私も女性ながら、美しい人を見ると、素直にステキだなぁと思う。
キレイというのは生まれ持った顔かたちというよりは 、清潔感や雰囲気、身なり等も含まれる。
美しさは努力しないと得られないものだということも、歳を重ねながら心得た。
そうか。
気が付いた。
お化粧は決して自分のためだけにするのではないと。
自分がキレイであってこそ、周りの人もよい気持ちになれる。
もちろん、人は見た目では判断できない。
しかし、心が身なりに現れ、優しさが顔に出たりもするものだと思う。
だからこそ、よい心を持ち、見た目も精一杯美しくしていたいなと思うのです。
先日、「自分に属するものを管理しなさい」と摂理の御言葉で教えていただいた私。
自分の顔や髪型、身なりも、感謝してよりよく管理していこうと思いを新たにしたのでした。