日々感じること

コロナにかかった夏の日

真夏のある日、もう随分と前になりましたが、

私は、新型コロナウイルス感染症にかかっていました。

 

最近ではニュースもだいぶ減りましたが、

いわゆる第7波と呼ばれた期間です。

私は2〜3日の発熱と喉の痛みくらいの症状で、

その後回復し、特に後遺症もありません。

職場でも、感染者はもとより濃厚接触者も出すことがなかったことは幸いでした。

発症日より自宅待機10日。

最初の2〜3日以外はいたって元気で、こんなんで休んでいいのだろうかと思うほどでした。

周りのサポートもあり、休みつつ、充実した自宅待機期間を過ごすことができました。

 

疑問を感じたのは、一番体調がきつかったとき、熱が出て、病院に入れてもらえず、診てももらえなかったことです。

新型コロナウイルスに感染したと診断される前でしたが、

発熱したというだけで、何軒ものクリニックに診察を断られ、PCR検査センターでも検査してもらえない。

幸い私は、コロナにかかった程度で、大事に至ることなく回復してよかったのですが、

重大な病気にかかっていた人の場合、命取りになりかねないのではという疑問を抱きました。

 

発熱相談センターに電話して、なんとか診ていただけるクリニックを紹介してもらって、検査と薬を処方してもらうことができました。

診てくださるクリニックが、神のように感じられました。

 

病院側の言い分もわかります。

上から言われていることです、国や保健所の指示です。

たぶんそういうことなのでしょう。

タイミングも悪かった、たまたま私の運が悪かったのかもしれません。

でも、本当に具合の悪い人を追い返す、こんな医療体制でいいのだろうかと思いました。

 

コロナの時期に入る前は、熱が出て、どうしてもきつかったら、

病院に行って診てもらって、薬を処方してもらって、薬を飲んで寝て、回復させる。

そうやって、必要なときに診てもらえるからこそ、

お医者さんを、医療を信頼していたところがあったので、

残念な気持ちになりました。

 

おそらく、お医者さんが悪いというよりは、

医療制度・公的に定められたコロナ対応制度の問題なのだろうと思います。

対応が変わってきたところはあると思いますが、

必要な人が、必要な医療を、気軽に受けられるようになることを心から願っております。

 

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