結婚式の最後に読む両親への手紙を書きながら、思った。
両親への感謝、柱は大きく2つだなぁと。
1つは、私を生み、育てるために、たくさんのものや時間、愛情を惜しみなく与えてくれたこと。
もう1つは、私を信頼してくれたこと。
言い換えれば、放任ともとれるが、あくまで信頼と言いたい。
私は「勉強しなさい」と言われたことは一度しかない。
また、小学生のとき部活動を2回も辞めた。
中学生のときはなんとか辞めずに過ごせたが、幽霊部員だった時期が長かった。
だけど、そんな不甲斐ない私に「がんばれ」とはあまり言わなかった。
「あんたがそうしたいなら、そうするしかないやろう」って。
大学生のとき、留学も快く了承してくれた。
留学先まで「初めての海外旅行♪」と楽しそうに訪ねて来てくれたのは、やっぱり嬉しかった。
就職先も結婚も「あんたがいいなら」と、笑顔で即了承。
自由にさせてもらいました。
私も気が強いところがあって、言っても聞かないとわかって、そう言っていたのかもしれないが。
私以外の兄弟に対しても、ワーホリに行くからと大学4年生で就活をしなかったり、就職浪人中に180℃目指す方向を変えたり、大丈夫か?と思うのも無理のない状況でも、それぞれその兄弟の意志を尊重していたようだ。
放任とも見えるかもしれないが、私にとってはかけがえのない信頼だったと思う。
手塩にかけて育てた大事な子どもだが、親の知らないところでたくさんのことを学び経験する。
当然だが、親子ではあるが別の人格体である。
子どものしていることを認めることは、育てた親にとっては難しく心配もあるが、きっと喜びの方が多いように思う。
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